珪藻土とは、太古の植物性プランクトン(珪藻)が、長年にわたり海底や湖底に堆積して化石化した天然の鉱物です。
珪藻土は昔から火に強い土として、七輪、コンロ、耐火断熱レンガなどの原料に使用されてきました。
現在では、浄水場やビール工場でのろ過材としても使用されています。
自然が育てた珪藻土の天井・壁材は、自律的に吸湿、放湿を繰り返しながら部屋の湿度を調整する『調湿』の機能を持っています。
この調湿機能が、湿気による結露を防止し、住まいを長持ちさせます。
また、ホルムアルデヒドなどの揮発性化学物質を発生しないため、室内の空気は汚染されず、常に清潔な室内環境を保ち続けます。
超多孔質である珪藻土は、室内の湿度が高くなると珪藻土建材が水分を吸収し、乾燥状態になると水分を放出し、急激な湿度変化を抑制、調節してくれます。
水分を吸収する機能が高いため、窓ガラスに不快な結露が発生しにくく、カビ、ダニの発生を抑制いたします。
珪藻土自体、燃えにくい性質を持っていますので、防火性、耐火性に優れ、もし火災が発生した場合でも有害な煙や有毒ガスを出しません。
ホルムアルデヒドを含む原材料を使用しておらず、施工後壁面からの有害物質の放出がありません。
トルエン、キシレンなどの揮発性溶剤は一切しようしておりません。安全な水性の仕上げ材です。
珪藻土の持つ微細孔は、アンモニア・シンナー系などの悪臭物質・有害物質を吸着し、室内空間をクリーンに保とうとする働きがあります。
数ミクロン単位の細かい穴が開いているために、その穴に入った空気が断熱効果を生んでくれるということです。
モルタルの約10倍程度の断熱性を持っています。
漆喰風なフラットな仕上げから、アサ・ワラ入りの仕上げ、コテでの多様な仕上げが可能です。
吸着したホルムアルデヒドは、珪藻土建材内で無害なものに分解され、室内に再放散しません。