大阪府左官工業組合へようこそ

トップページ > 左官技術紹介

左官技術紹介

モルタルかき落し土塀本漆喰(配合漆喰)仕上珪藻土仕上材 ヘルスウォールS-1外装わら聚楽竹小舞荒壁床天然石洗い出し仕上げ海鼠壁(なまこ壁)

モルタルかき落し

モルタルかき落し
骨材の川砂は全国どこでも最も安価で、安全かつクリーンな建築資材です。
又、天然ん素材なので経年変化、変色等も非常に少なく、耐火、耐久性に富んだ仕上げです。粗面の仕上がりの質感は建築物の用途を選ばず、あらゆるシーンを演出しています。
施工方法
施工方法
  1. 下地はラスモルタル面コンクリート面ALC面ブロック面等に施工できますが、下地処理は必要です。
  2. かき落し材は塗り厚に 関しては約10~15mmが必要です。
  3. 塗り付けたかき落し材の硬化の初期に金グシ等でムラにならないようにかき落して仕上げる。

土塀

土塀
土塀とは、ねばりのある赤土に、わらスサを加え従来の土壁で仕上げたものであるが、土塀の芯には、土塊(練積ブロック)を積みかさねた上に、ねり土で下塗りから上塗りまで4回塗で仕上げた物である(中間に下げ縄伏せをする)。
屋根には「サワラ板」、棟には「上げ土」で仕上げをしている。いかに昔ながらの土塀を復元するか問われる貴重な工法である。
施工方法
施工方法
  1. 仮止メ型枠内に川玉石を積み、版築材(マサ土、石灰、塩、菜種油をまぜ、たたき工法で固める。
  2. 土塊ダンゴを積みその間に下げ縄を入れる。
  3. 壁仕上は、大むら直し、むら直し、半土中塗、半土仕上の手順でおこなう。
  4. 笠木を止めるための丸太を入れ天均しで勾配を取る。
  5. 笠木を丸太に竹釘で取り付ける。
  6. 笠木を上げ土でおさせる。

本漆喰(配合漆喰)仕上

本漆喰(配合漆喰)仕上
霊宝殿という特殊な建物なので全て鉄筋コンクリート造の構造です。外部の柱も表からの付柱工法ですので壁のしゃくりも入っていて付き代も多く、上塗りの漆喰が割れないように中塗層の砂漆喰に全面メッシュが伏せ込ませてあります。なお、上塗りは日蓮宗の大本山である為、文化財級の漆喰本来の柔らかさが求められ、本漆喰(配合漆喰)仕上で施工いたしました。
施工方法
施工方法
コンクリート下地の上に壁厚が多いために、下地のモルタル層に中すさを混ぜ、中塗り層である砂漆喰層にも全面メッシュ補強してあります。乾燥後、上塗りは本漆喰(配合漆喰)で施工いたしました。

珪藻土仕上材 ヘルスウォールS-1

珪藻土仕上材 ヘルスウォールS-1
珪藻土内装仕上材ヘルスウォールS-1は、稚内層珪藻頁と石灰・土を組み合わせた天然素材の健康か壁材です。
  • 工期短縮の実現
  • 吸・放湿性(調湿効果)
  • 断熱性・保温性
  • 防火性
  • 和洋問わないナチュラルな質感
  • ホルムアルデヒド不使用
  • VOC不使用(揮発性有機化学物質)
施工方法
施工方法
  1. 下地の点検
  2. 下地処理(出隅・入隅・開口部・ジョイントの部の処理)(2時間以上)
  3. 下塗り(3時間以上)
  4. 上塗り(1~2時間)
  5. 撫で切り仕上げ

外装わら聚楽

外装わら聚楽
光沢を抑えたしっとりとした風合いで和風建築の日本情緒を引立たせる天然特殊加工わらすさ入り・砂物聚楽の外装材です。耐候性、耐水性に優れ、汚れの付着を防ぎます。内装材としてもお使いいただけます。
施工方法
施工方法
  1. 木下地にフェルト・ラスをステープルで貼りつける。
  2. モルタル下塗りをし、十分な養生期間をとる。
  3. モルタル中塗り上塗りをし木鏝をかけたあと金鏝で表面を平らにする。
  4. 十分な硬化・乾燥後、シーラーを塗布し、外装わら聚楽で平滑に仕上げる。

竹小舞荒壁

竹小舞荒壁
荒壁は、その土地の竹・土・稲藁を使った自然素材ばかりの土壁です。従来の日本建築には欠くことのできない工法でした。通気性・湿度調整に優れています。
施工方法
施工方法
  1. 一般住宅は割竹を使った竹小舞を編みます。土蔵は、丸竹を使って竹小舞を編みます。
  2. 赤土(粘性の強い土)と藁すさを混ぜた荒壁土を塗ります。
  3. 土蔵壁には荒壁土をダンゴに丸め、手で竹小舞に埋め込む、手打ち工法を行ないます。

床天然石洗い出し仕上げ

床天然石洗い出し仕上げ
種石の種類により壁、床、階段に施工出来、また天然石を使用している為に長期間の厳しい使用にも十分耐え、美しさを保ち続けます。表面の適度な凹凸面により滑りにくい床になります。自然石と人工的造形を調和させることが出来る仕上げ工法です。
施工方法
施工方法
  1. 墨出し(自地割)
  2. 水湿し
  3. 目地棒の張り付け
  4. あまこすり、上塗材の塗り付け
  5. 伏せ込み
  6. 洗い出し
  7. 目地棒抜き取り
  8. 目地塗り仕上げ
  9. 酸洗い

海鼠壁(なまこ壁)

海鼠壁(なまこ壁)
武家を象徴する建築様式で防御壁として発達した。耐水耐火に優れることから、江戸時代に防火設備にするため土壁・土塀などが一般に広まった。壁面に平瓦を張り、その接断面にかまぼこ形に漆喰を塗り上げられたものであり、その盛り上げられたかまぼこ状の目地が海にいる海鼠に似ている事からその名が由来する。瓦の張り付けにより、亀甲模様型・七宝模様型・四半貼り型などがある。
施工方法
施工方法
  1. 下地を平滑に仕上げる
  2. 下地の寸法に合わせ、目地が壁の隅に行かぬよう割り付けをし、瓦を張る心墨を出す
  3. 瓦を張り付け、四隅をステンレス釘で止める
  4. 瓦に仕上げ墨を出す
  5. 瓦と瓦の間を下塗り漆喰にて埋め込み、瓦の表面にもこすり塗りを行い、乾燥させる
  6. 砂漆喰にて2~3回塗り付け、盛り上げる
  7. 水引き具合を見、漆喰でチリを注意し仕上げる
このページの先頭へ